日記
KUMON英語学習の楽しいところ vol1.(直子さんコラムより)
こんにちは!KUMONの英語J1教材以降の教材解説『松山直子の英語教材解説』の著者の大野(松山)直子です。現在、大学院の博士課程で第二言語学習の心理的要因についての研究をしながら、アメリカの大学で日本語を教えています。私のいるワイオミング州は、自然豊かな素敵なところです。
私は小学校4年生から高校3年生までKUMONの算数、英語、国語を学習し、英語、国語は当時の最終教材まで学習しました。というと、とてもまじめな人のように聞こえますが、実はそんなことはなく、小学校6年生の頃は、数学教材のF135番・分数のプリントを、どうしてもやりたくなくて食べてしまったことがあります。そんな私でも、KUMONの英語や国語は、いろいろなお話が読める楽しさで、つい最終教材まで解いてしまいました。楽しんで解いているうちに、英語も好きになり、大学入試やテストもとても楽しめました。そこから派生して現在はどうやったら言語を楽しく効果的に学習できるか研究をしているというわけです。
さて、KUMONを学習している生徒さんの中にもKUMONの英語教材が大好き、お話を読むのも好きという方がきっといると思います。好きということはラッキーなことです。その気持ちは、言語の学習をぐいぐい後押ししてくれる、エンジンのような役割を果たしてくれるからです。特にお話を読むのが好きなら、最終教材、さらには研究コースまで読めちゃいます!
これから3か月間、私が感じているKUMONの英語の楽しさを教材の中身にも触れながらお伝えしていきます。よろしくお願いします。
公文式を活用しよう その2【ちょうどの学習】
ちょうどの学習って!どんな感じでしょう
プリントをスラスラ、10枚くらいへっちゃら
集中して一気に仕上げられるのは、自分にとって楽でやさしいところです。
まずは、やさしいところだからこそ一気に仕上げる力は絶対必要です。
この力をしっかり身につけることで、次の段階に進むことができます。
要は、これから学習しようという気持ち、スタートラインに立てるかどうかの力です。
一気に仕上げようと集中することができれば、
ほんのちょっと、難しいなと思った時に、どういうことかな?と
考える余裕が出来ます。
この、自分で考えるという作業が、学習するうえでは一番大事です。
教室では当然、考える時間を作ります。
ただし、その子の普段からのようすや、性格を考え、
どの程度で助け船を出すかや、褒めるタイミングを見計らっています。
このちょっとしたヒントで、自分で理解し納得していく課程
褒められることで、自分で考えたことが合っていたという成功感
そのような経験を、少しづつ、いっぱい積ませていくことが、教育なのです。
こうやって、自分で学習することに慣れさせ(自学自習)
少し難しくなっていったとしても、
あきらめずに、時間をかけて考えることができるようになっていきます。
問題がほんのちょっとづつ、レベルアップできるように工夫され、
何十年もの間支持され、世界にまで広がっている公文式だからこそ、
自学自習ができるようになります。
自学自習ができると、どんないいことが待っているのかは、今後お話させていただきますね。
2023年 公文式を活用しよう!その1
公文式は、高校の数学教師だった公文 公(くもん とおる)さんが創始者です。
高校で数学嫌いや、数学がまったくできないという子が多いことに驚き、
改善策はないものかと・・・
まずは、自分の子どものために作成したプリントこそが、
今の公文式の原型なのです。
公文式が計算に特化しているのには、理由があります。
練習量に比例して必ず向上する計算力に、学習課題を絞り込みます。
その計算力を高める過程で、高校数学に必要とされる
さまざまな感覚や力を高め、どの子も高校数学を
自分で学び取っていくことができるように導くためなのです。
子どもたちを見ていると、十人十色とはよく言った物で
まったく同じ能力だね、同じ性格だね、などと思う子はいません。
それでも、練習すれば必ず、どの子も向上する計算力 !!
この計算力は、ぜひ小さい頃から小学生のうちに身につけてほしいものです。
中高生になって、方程式・平方根・因数分解・関数???
計算力をつけることから始めるのは、はっきり言って大変です。
物事には最適な時期があります。
どの教科にも共通する力は、読み・書き・計算です。
分数の前には四則(+-×÷)がマスターできていること。
割り算の前には、かけ算の前には、引き算の前には足し算というように、
焦らずに、一つ一つ着実に、かつ素早く正確にできることが大切です。
中高生になる子どもたちの未来を見据え、
『今も学校で困らないけど、今だからこそ身につけてほしい力を
日々培っているんだ』と、
自身をもって子どもたちに取り組ませ、見守っていきましょう!!
決め事の共有
年末が近づき、入学、新学年のことが頭をよぎり始める頃です。
習い事についても、整理したくなりますよね!
お子さまとは、何か決め事をしていますか?
公文もいつか辞める時がきます。
私は、いつも同じように、どの保護者の方にも言ってるのが、
『中学生教材をしっかり、やりきりましょう‼︎』です。
環境も、能力も一人ひとり皆違います。
小学生のうちに、中学生教材をすべて終えてしまう子もいます。
中学生になって、コツコツと終わらせる子もいます。
どれがいいとか、悪いとかではなく、
中学生教材の内容は、全ての人に必須の力だと思うからです。
または、『◯年生まではしっかり頑張り抜こう!』です。
以前もここでお話しましたように、
教室では、区切りごとに表彰するようにしています。
特に6年生の3月まで、頑張り抜いたお子さまへの“継続努力賞”は
とても価値があると思います。
お金などでは買うことのできない
お子さま自身が、最後までしっかりやり切ったなと思う、経験です。
一度でもやり抜いた経験が、後の人生を強くします。
辛いことや嫌なことが少し続いても、必ず盛り返す時がきます。
お子さまと決め事を共有し、
決めたからには、必ずやり抜いてください。
教室理念
この日記に来るのが、本当に久しぶりとなってしまいました。
子どもたちは、いつも明るく元気に教室にやってきます。
たいてい、自分の誕生日🎉が近づくと・・・
『◯日が誕生日なんだよ!』
『今日、誕生日だからケーキ🎂を食べるんだよ』
『◯◯のプレゼント🎁をもらえるんだよ』
と帰りがけに、話が盛り上がります。
実は、今日は私の誕生日です。
子どもたちのようには、ウキウキワクワクした気分にはならず
また、一つ歳を重ねてしまうなぁ
と・・・人して善い人生を積み上げてきているのだろうか?
なんて思ってみたりもします。
教室では、スタッフのみなさんに心がけてくださいねという、“教室理念”があります。
「人は大人であれ、子どもであれ、みな善くなろう、善くなりたい
と思っています。その気持ちに寄り添い、自分がされたら
嬉しいなと思うことをしましょう。」
忘れ物をしてしまうことも
宿題をやってこないことも
ちょっとしたいたずらをしてしまうことも
教室には来たけど、気分が学習モードにならないことだって
ちっとも理解できないときだって
どんな時であっても、
自分がこんなふうに言ってもらえたら
してもらえたら
嬉しいだろうなと思うことを、言ったり、してあげられたらいいですよね。
人は弱い心がムクムクッと現れる時もあるけど
それは違うなと思ったり
反省したり
必ず善くなろうとしているのだから
新年・新学年・新学期と同じように
誕生日は自分だけの新しい歳の節目でもあります。
また1年、子どもたちに寄り添いつつ、
一人ひとりの目標が達成できるような、
教室自体が良き伴奏者でありたいと思います。