日記
KUMON英語学習の楽しいところ vol7.(直子さんコラムより)
先日、アメリカの大学の先生方を、日本の観光地に案内しました。歩いている途中で、かわいい小学生の皆さんが、ジャンケンしているのを見かけました。じゃんけんは英語でRock-Paper-Scissorsといいますが、アメリカの先生たちは「おぉRock-Paper-Scissorsを日本語でしている!」と喜び、その子たちに「もう一度やって見せて」と頼んでいました。小学生の皆さんはもう一度ジャンケンを披露してくれました。先生たちは覚えたての日本語で「アリガトウ!」というと、子どもたちは「Your welcome, Bye!」と去っていきました。素敵な光景でした。
KUMONを学習している生徒の皆さんも、夏休みに観光地に行くこともあるでしょう。そこでは海外から来られている方にたくさん会えるはず!そこで一言、KUMONの英語で学んだ挨拶や短い文章を使ってみてください。E101(It’s hot in Tokyo.)や、GⅠ111(Is that the city hall?)などは、すぐ使えます!うまく伝わったらもっと伝えたくなります。でも、うまく伝わらないという経験をすることも、非常に大事です。その後「なぜうまく伝わらなかったのか」を考え、その結果を日頃のKUMONの学習の音読の時に活かすとよいのです。
私の経験ではうまく通じないとき、理由を考えてみたら、シンプルに自分の声の大きさが足りていなかった、ということに気づいたことがありました。マスクをかけているとなおさらです。ジェスチャーを交え堂々と声に出してみると、かなり通じます。実際に英語を使って話している人たちに会える時は、日頃教材の学習で蓄えている英語を使ってみるチャンス。ぜひやってみてください。
KUMON英語学習の楽しいところ vol6.(直子さんコラムより)
私は修士論文の研究で、KUMONのEnglish Immersion Camp(現Global Immersion Camp)を取材したことがあります。元気な公文生の皆さんが世界各国からのキャンプリーダーと、精一杯コミュニケーションを取り、その経験から「もっと英語ができるようになりたいって思うようになって、毎日のKUMONの学習をさらにがんばるようになったんだ」と教えてくれました。
キャンプ内のアクティビティは、KUMONを学習している皆さんに合った内容で、日を追ってレベルアップするように作られていることも知りました。KUMONの教材はスモールステップで作られていますが、Global Immersion Campの内容も、同じようにスモールステップになっているというわけです。当時は対面で行っていたので、現地まで行かなければ参加できなかったのですが、今年はオンラインで開催されるそうです。
私たち大人でもそうですが、「母語ではない言語で、いきなり難しいことを言ってみて」と言われたら無理ですし、逆に簡単すぎるとつまらないものです。アクティビティの内容が、KUMONを学習している子たちにちょうどいいレベルであるのも、非常によいなと思いました。この夏、Global Immersion Campに参加することが、KUMONの英語を学習している皆さんの、新しい夢の扉を開くきっかけになったらいいなと願っています♪
KUMON英語学習の楽しいところ vol5.(直子さんコラムより)
私は大学の日本語の授業で、できるだけたくさん、日本の季節の行事や文化を紹介することにしています。2月の節分では鬼のお面を作り、近所のスーパーには豆がなかったのでアメやチョコを投げて豆まきをしました。みんな大喜びでお菓子を投げるのですが、真剣に投げすぎて、ホワイトボードの下にチョコが入り、あとで必死に取り出しました(笑)。
さて、今日は七夕。私も七夕をクラスの学生さんに紹介しようと準備をしています。その時に、どうやったら海外の人が日本で行われる行事を理解できるのかと考えます。織姫と彦星のお話は、もともと中国のお話です。なぜそのお話が今も日本で言い伝えられているのか、なぜ願い事を短冊に書いて笹に飾るのか、調べ始めると奥が深くて、話が長くなってしまうのです。
そうなると英語だけではなく、日本語でいろいろなものを読んでいるということが、英語でのコミュニケーションにはとても必要だということになってきます。日本の昔話や歴史は、英語でコミュニケーションする上でとても大事な基礎知識になるのです。
KUMONの英語教材の中でも、「浦島太郎」(IⅠ91~)「かぐや姫」(IⅠ101~)、織田信長や豊臣秀吉も登場する「日本を理解する―日本の歴史―」(LⅡ91~)などが出てきます。国語教材を学習している人は、国語教材で読んでいる内容も、いつか英語でコミュニケーションをする際にも役に立つのです!
と、今日は、日本のお話も、誰かに教えてあげるような気持ちで、音読してみてくださいね!
KUMON英語学習の楽しいところ vol3.(直子さんコラムより)
前回お話を楽しむといいという話を書きました。すると「でも、教材の中には好きじゃないお話もあります。そのときはどうしたらいいですか?」というご質問をいただくことがあります。ありますよね、好きになれないお話。あっていいんです(笑)。ただ、好きになれないときは「好きじゃないから」だけで片付けず、どうして好きになれないのか考えてみるといいと思います。
実は私はKUMONの英語教材を現役で学習した高校生の頃、当時N教材に入っていた『フランクリン自叙伝』を読んでも、さっぱりわかりませんでした。なぜこんな文章を読ませるのかなと腹が立つことも。だから『英語教材解説』もかなりよそよそしく書きました。その後『フランクリン自叙伝』は何度かの教材改訂を経て、T教材151番~に入りました。N教材とT教材では、教材の構成が違うので再度解いて解説を書くことにしました。約20年ぶりの再会です。
「ええー、嫌だな」と思いながら読み始めたら、なんと、高校時代に読んだこの作品の印象が全く変わっていたのです。教材の文章から優しくて思慮深い、フランクリンさんの声が聞こえるようでした。「なぁんだ、そんな人だったんですね!」と、フランクリンさんとおしゃべりするように楽しく読めました。ひょっとしたら、私はフランクリンさんの言っていることがわかるぐらい大人になったのかもしれません。
そんなわけで、今は好きではないお話も「なんで今好きじゃないのかな?」と考えてみたり、数年たってちょっと読み返したりしてみてください。好きではないお話も、もしかしたら数年後に大好きになるかも。そう考えるとわくわくします。思いがけない、いいことが待っているかもしれません。
KUMON英語学習の楽しいところ vol2.(直子さんコラムより)
前回「お話が好きなら、きっとKUMONの研究コースまでいけますよ!」とお話をしました。この話をするとよく「では、お話を読むのを好きになるにはどうしたらいいですか?」と質問をいただきます。その場合はまず、小さい頃好きだった絵本やお話、アニメや映画にさかのぼってみてはいかがでしょう。日本語でもいいし、簡単なものでもOKなので、そのお話をもう一度繰り返し読み、おうちの人やお友達と味わってみてください。
「お話を読むのが好き」という気持ちは、そんなことから芽生えます。さらに同じ作者の本を探したり、似たお話を読んだりすることで、その芽は大きく育ちます。そして、たとえ今好きなお話に巡り合えていなくても、これからお気に入りのお話に出合う可能性もあるので、今好きでなくても気にせずいろいろ読んでいくとよいと思います。
KUMONの英語教材は(国語・フランス語・ドイツ語などの言語教材は全てそうですが)、いろいろなジャンルのお話に出合えるというのもいいところ。教材で読むことで、また違う感動を得ることもあります。私自身、日本語で読んでいた『オズの魔法使い』(JⅠ131~)や『種をまく人』(M31~)を、KUMONの英語教材で読んで、それまでとは違った感動を味わうことができました!
お家の方はお子さまと一緒に、英語教材に出てくるお話を楽しんでいただくといいなと思います。英語が大変なら日本語の部分だけでもOK。そして「私はこう思ったけど、どうだった?」と話題にしていただくことで、お子さまたちは、もっとKUMONの英語を楽しく学習できると思いますよ♪