日記
2022-01-20 11:52:00
学年を越えての学習 その3
一人ひとりの学習のようす、本人の希望、やる気によって、学習の進め方に違いはあります。
しかし、どの子にも学年を越えた学習ができるようにしていくことは、“考える力”をつけていくためにも意義あるものです。
というお話を前回までにさせていただきました。
では、お母さまの質問にあった『理解できているのか心配です』について考えてみます。
公文式の教材は、どの教科も一人で学習できるよう工夫されています。
驚くことに、各教科の研究チームが常に教材をより良いものにと、何回もの改訂を繰り返しているのです。
その工夫の一つが、スモールステップです。
ほんの少しづつ、きめ細かく進めていくというものです。
また、例題をよく見て、考えることで、問題の解き方が学べるようになっている点です。
子どもたちは見よう見まね、自分の考えで、プリントを進めています。
理解できているのでしょうか。
答えはあっているけど…
大人が思うような理解は、できていないのかもしれません。
詳細な説明を聞いて、分かったような気になったけど、問題を解こうと思うとよく分からない、できない。
ということが、よくあると思います。
公文式は問題を解くことから始めます。
問題に果敢に挑戦していくのが、公文式なのかなとも感じます。
学校の授業で、子どもたちはすでに学習したことのある問題を見ます。
先生がいろいろな説明をしてくれます。
その時に初めて『そいうことだったのかぁ』と腑に落ちることもあると思います。
見よう見まねだったものが、完全形となって自分のものになる瞬間だと、私は思っています。
今までの説明は、どちらかというと数学(算数)について当てはまるかもしれません。
では、国語や英語はどうでしょう。
続きは次回に