日記
問題が難しくなり、理解できているか心配(アンケートより)
『学習が進み、問題が難しくなってきています。
内容が理解できないまま、先に進んでしまうのではと心配になります。』
今後気になることとして、ご記入いただきました。
まったく同じ質問ではないにせよ、学年を越えての学習が高くなるほど、心配される質問はよく伺います。
『子どもは先に進みたがるが、高教材を学習する意味はあるのでしょうか』
『プリントを解くのに時間がかかり、学習が嫌になってしまうのでは…』
まず、学年を越えて学習できるお子さまはどんな感じかというと
1. 家庭学習がしっかりできる環境にある
2. お子さま自身の能力が高い
3. お子さま自身にやる気がある
この3つのレベルが高いほど、学年の越え具合(2年先、5年先を学習中など)も比例して高いのを感じます。
特に3番の、お子さま自身にやる気があるかどうかが一番重要な気がします。
ここで、学年を越えることが必要かどうかを考えてみましょう。
私はいつも皆さんにお話するように
“ 子どもたちどの子にも、昔からよく言う、読み・書き・そろばん(=計算)の基本的な力を身につけ、社会人になっても困らない学習能力を駆使して、生活できる人になってほしいと思っています。”
そのためには、子ども自身に能力が備わっているにもかかわらず、学校の学習についていけないようでは困ります。
基本的なことは、幼児さん小学生のうちに、反復練習を繰り返すことで必ず身につきます。
悲しいことに当然、能力差はあります。
1、2回見ただけで、できるようになる子もいれば、5回学習しても大変な子だっています。
それでも、中学生、高校生になった時のことを考えれば、今のうちに身につけさせる努力を、周囲の大人がさせなければいけないと思っています。
ですから、学年の内容を学習するのは当たり前のことなのです。
では、能力の高い子どもだったら…
私は学年にこだわらず、先に進むことが大事だと考えます。
教科書にも載っていない、学校でもまだ習っていない、見たことのないことを考えてみることこそが、考える力の原点なのだと思っています。
今まさに、考える力の必要性が問われていますよね。
この続きは次回に